湖川 実技試験について
1 実技試験は、全長4~6メートル程度の船体に出力15kW未満の船外機を搭載した試験船を使用して、原則 として受験者2人に対し試験員1人で実施します。受験者1人に対する試験時間は、概ね10分前後です。
2 配点と合格基準
3 受験上の注意事項
- (1)服装は雨や波しぶきで濡れても良いもの、靴は底が滑りにくいものを着用してください。
- (2)気象、海象等の影響により、試験を安全に実施できないと判断した場合は、試験を中止することがあります。
- (3)乗船時、貴重品類は、身に付けるか小さな鞄等にまとめて試験船に持ち込んでもかまいません。ただし、紛失や盗難、汚損等についての責任は試験機関では負いかねます。また、大きな荷物の持ち込みはご遠慮ください。
- (4)各自の試験終了後は、順次解散してください。
4 実技試験中の注意事項
- (1)指示された項目が終わりましたら、その都度「○○終了」又は「○○終わりました」等の発声により、試験員に知らせてください。
- (2)試験員からの指示や質問が聞き取れない場合には、遠慮なく聞き返してください。
- (3)小型船舶の取扱いに関する試験には時間制限(時間は下記実技試験の概要参照)があります。実施途中であっても打ち切ることがあります。
- (4)操船中は、他船の動静や水面の状況等にも十分注意し、安全航行に努めてください。
- (5)安全を確保するため、試験員が急にハンドルやリモコンレバーに手を触れることがあります。
5 操縦装置の確認について
- 操縦の試験を行う前に、試験員の指示により、試験船の操縦装置を確認する時間があります(この間は採点の対象とはなりません)。前進、中立、後進のクラッチ操作やハンドル操作を行うことによって操縦装置の感覚をつかんでください。
6 速力の指示方法について
「低速」や「高速状態」などの言葉で指示します。「低速」や「高速状態」の詳細は試験前に説明します。
7 実技試験の概要
(1)小型船舶の取扱い
- 1)発航前の点検:指示された箇所についての点検を行います。船体、エンジンから、2箇所ずつ点検箇所を選択して指示します。(点検箇所は裏面参照) (1分)
- 2)機関運転:エンジンの始動・停止を行います。 (30秒)
- 3)解らん・係留:離岸操船前に解らん作業、着岸操船後に係留作業を行います。 (各1分)
- 4)結索:巻き結び、もやい結び、いかり結び、クリート止め等の結索を行います。 (30秒)
(2)操 縦
1)安全確認:航行中は、常に適切な見張りを行い、周囲の状況や自船の状態の把握に努めましょう。また、発進停止や増減速、変針等、今までの状態とは異なる動作をとる前には、あらためて十分な安全確認を行う
- 必要があります。とりわけ、最初の発進と離岸を開始する前には、船尾(プロペラ)付近に人や障害物がないか、船尾(プロペラ)付近が確実に見える位置から安全を確認してください。
2)発進・直進・停止:指示された目標に向かって指定された速力で直進します。
3)変針(旋回):高速状態で直進中に、指示された変針目標に向かって、高速状態を保ったままの速力で変針します。
- 変針終了後は、次の指示があるまで目標に向かって直進を続けてください。なお、顕著な変針目標を設定できない水域では、変針角度(45度、90度、180度等)で指示する場合があります。
4)人命救助:航行中に要救助者を発見したという想定で、要救助者に見立てたブイを使用して人命救助を行います。
- 試験員がブイの位置を知らせますので、救助する舷を試験員に伝えた後、必要に応じてボートフックなどの救助準備をしてから救助に向かってください。ブイの船内への収容は、操船者自身が行っていただきます。
- 必要に応じて、後進を使用してもかまいません。もし宣言した救助舷と反対側の舷にブイが来てしまっても、放置せずに収容してください。
- 救助に失敗した場合は、直ちに再救助に向かってください。ブイを見失った場合や、プロペラが回転している状態で収容した場合、ブイを行き過ぎて後進で戻って収容した場合、あるいはブイに激しく接触した場合は救助失敗と見なします。
※ 実際に救助活動を行う場合には、要救助者に向けて救命浮環など浮力となるものを投げ与え、船内に収容する際には、安全確保のためエンジンを停止します。
- 5)離岸:桟橋等において、解らん直後の状態にある船舶を、出航する体勢をとることができる安全な水域まで離岸させます。桟橋を押すなどの作業は、操船者自身が行ってください。必要に応じてボートフックを使用してもかまいません。特に指示がなければ、後進離岸または前進離岸のどちらを選択してもかまいません。
6)着岸:桟橋等の指定されたところに着岸します。
- 着岸点または係留設備を指示しますので、着岸点なら操縦席がほぼ真横になるように、係留設備ならその位 置で係留できるように着岸してください。必要に応じて後進を使用してもかまいません。船と桟橋の間隔は、ボートフックが届く範囲内とします。また、着岸終了後は引き続き係留を行いますので、あらかじめ係船ロープやボートフックを準備しておいてください。特に指示がなければ、右舷着岸または左舷着岸のどちらを選択してもかまいません。
※ 二級小型船舶操縦士(潮川小出力限定)試験の正式名称は、「二級小型船舶操縦士(第一号限定)試験」です。


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